White Dots Train
引退した気動車「キハ203」の全窓に、白い穴の空いたパンチングボードを張った。外から見ると、窓が白い点の集合体に変わっている。光の当たり方と見る角度によって、そこに不思議な縞模様が浮かぶ——モアレだ。
車内に入ると、また別の光景がある。窓から差し込む光がパンチングボードを通り、細かな点として車内に降り注ぐ。木漏れ日のように、粉雪のように。車外を歩く人には、車体が静かな光のスクリーンに見える。どちら側から見るかで、まったく違う作品として現れる。
使われているのは小さな穴と光だけ。それだけで、鉄の塊が別の何かになる。
展示歴
- みなとメディアミュージアム 2012(2012年8月5日〜9月1日、茨城県ひたちなか市)