White Dots Surface
黒い背景に、白いドットが等間隔に並んでいる。ただそれだけの画像だ。
スマートフォンでピンチアウトすると、縞が現れる。ウィンドウの幅を変えると、波が生まれる。斜めから撮影すると、また別のパターンが浮かぶ。この作品に手を加えているのは、鑑賞者自身——というより、鑑賞者が使っているデバイスの画面解像度と、デジタル画像処理の仕組みだ。
デジタル画像のリサンプリングが引き起こすエイリアシング(画素の干渉)を意図的に利用した作品だ。普段は「バグ」とされる現象を、美しさの素材に転じる。何も加えず、何も動かさず——見る環境そのものが、作品の一部になる。
Graphic Grand Prix by Yamaha 2012 一次審査通過(全1,585作品中30作品)。