KALEIDO LINK(カレイドリンク)

KALEIDO LINK(カレイドリンク)

KALEIDO LINK

  • インスタレーション
  • 万華鏡
  • ミラー
  • インタラクティブ
  • 参加型

「KALEIDO LINK(カレイドリンク)」は、展開可能な三角柱構造をもつ万華鏡ユニットによる参加型インスタレーションだ。鏡面の反射と反復によって現実の風景を幾何学的な像へと変換し、鑑賞者自身の視点や身体の動きから多様な視覚体験を生成する。

本作では万華鏡を単なる視覚玩具としてではなく、「風景を再編集する装置」として捉え直している。鑑賞者は作品を覗き込み、移動し、撮影し、共有することで、それぞれ異なる“断片化された世界像”を獲得する。その体験は展示空間内に留まらず、SNSやデジタルメディア上へと拡張され、他者の視点と接続されていく。

コンセプト:景色を、つなぎなおす

私たちが見ている風景は、固定された単一のものではなく、視点や構造によって絶えず変化している。KALEIDO LINK では、鏡面による反射と反復によって日常の景色を分解・増幅し、新たなパターンとして再構築する。鑑賞者は作品を通して、“見る”という行為そのものの構造を体験する。

また本作は、個人の視覚体験を共有可能なイメージへと変換することで、現代における視覚コミュニケーションの在り方にも接続している。

写真行為について

KALEIDO LINK では、スマートフォンによる撮影行為も作品体験の重要な要素となっている。鑑賞者が撮影した像は、それぞれ固有の視点をもつ“生成された風景”として記録され、SNS 上で共有されることで、展示空間の外側へと拡張されていく。作品は固定された完成形をもたず、鑑賞者による視点の蓄積によって更新され続ける。

タイトルについて

“Kaleido” は「美しい形」を意味するギリシャ語に由来し、“Link” には、

  • 視点同士の接続
  • 人と風景の接続
  • 鑑賞体験の共有
  • ユニット構造の連結

といった複数の意味が重ねられている。本作では、「見る」という個人的行為を、他者と接続された体験へと変換することを試みている。

展示歴

写真